下鴨神社ってどんなところ?歴史・見どころ・アクセスについて徹底解説

古都・京都の北部に佇む下鴨神社は、悠久の歴史と神聖な雰囲気に包まれた特別な場所です。
賀茂御祖神社とも呼ばれるこの神社は、京都の地を開いた神様をお祀りする由緒ある存在として、多くの人々の信仰を集めてきました。
平安時代から国家の安泰を願う重要な神社として、皇室や朝廷から深い崇敬を受けてきた歴史があります。
豊かな自然に囲まれた境内は、訪れる人々の心を癒し、神々しい空気が漂います。
四季折々の風景と伝統的な祭事が織りなす荘厳な雰囲気は、現代を生きる私たちに深い感動を与えてくれるでしょう。
本記事では、そんな下鴨神社について、歴史や見どころ、アクセスなどを解説していきます。
下鴨神社ってどんなところ?

賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)という正式名称を持つ下鴨神社は、京都市左京区に鎮座する由緒ある神社です。
西本殿には京都を開拓した賀茂建角身命、東本殿にはその御子神である玉依媛命をお祀りしています。
平安京遷都以降は国家鎮護の神社として皇室や朝廷から深い崇敬を受け、現在は世界遺産にも登録されています。
境内には太古からの植生を残す「糺の森」があり、厄除け、縁結び、子宝、安産、子育て、交通安全など、人々の暮らしを守る神様として親しまれています。
また、京都三大祭の一つである葵祭の舞台としても知られている神社です。
下鴨神社の歴史
本章では、下鴨神社の歴史について見ていきましょう。
歴史を理解することで、観光した時により当時の情景が浮かびやすくなります。
創建と起源
下鴨神社の正確な創建年代は不明ですが、崇神天皇7年(紀元前90年)に瑞垣の修造が行われた記録が残っています。
社伝によると、神武天皇の時代(紀元前660年~紀元前582年)に賀茂建角身命が比叡山西麓の御蔭山に降臨したのが起源とされています。
糺の森一帯の発掘調査では縄文時代の土器や弥生時代の住居跡が発見され、古代からの信仰の証が確認されています。
平安時代の繁栄
平安時代には、国家鎮護の神社として皇室や朝廷から深い崇敬を受けました。
『源氏物語』や『枕草子』などの王朝文学にもしばしば登場し、当時の文化・宗教の中心地として栄えました。
平安時代末期には全国60余箇所の荘園・御廚が寄進され、神社の運営を支えていました。
神社としての地位確立
677年に官営神社となり、翌678年に社殿が造営されました2。927年には「延喜式神名帳」に名神大社として記載され、1081年には二十二社の上七社に列せられるなど、重要な神社としての地位を確立しました。
現在では国宝の本殿2棟をはじめとする多くの文化財や、太古からの植生を残す糺の森など、古代の息吹を今に伝える京都の古社として世界遺産にも登録されています。
下鴨神社の見どころ
下鴨神社には、歴史ある見どころが点在しています。
特に以下の3つは、訪れた際に必ず立ち寄りたいスポットです。
- 糺の森
- 相生社と連理の賢木
- 国宝の東西本殿
糺の森

下鴨神社の表参道に広がる糺の森は、東京ドームの約3倍もの広大な面積を持つ原生林です。
約5,000本の樹木が生い茂り、そのうち約600本は樹齢200年以上の巨木です。
森の中を清らかな泉川や瀬見の小川が流れ、木々のそよぎと水のせせらぎだけが聞こえる神秘的な空間を作り出しています。
縄文時代からの植生が今も残る貴重な森として、1994年に世界遺産に登録されました。
相生社と連理の賢木

本殿入口に佇む相生社は、縁結びの神様として知られる産霊神をお祀りしています。
社の左側には「連理の賢木」という2本の木が1本に結ばれたご神木があり、その根元には子どもの木も芽生えています。
恋愛の縁結びだけでなく、仕事や友情など、さまざまなご縁を結ぶパワースポットとして多くの参拝者が訪れます。
国宝の東西本殿

西殿には京都を開拓した賀茂建角身命、東殿には玉依姫命が祀られています。
西殿の神様は世界平和や五穀豊穣、殖産興業のご利益があり、東殿の神様は縁結びや安産、育児のご利益があるとされています。
平安時代から国家の安泰を願う重要な神社として、皇室や朝廷から深い崇敬を受けてきた歴史を持つ建造物です。
下鴨神社のおすすめ観光シーズンは?
下鴨神社は四季を通じて異なる魅力を持つ観光スポットですが、特におすすめは5月と8月です。
5月には京都三大祭の一つである「葵祭」が開催され、平安時代の優雅な行列を見ることができます。
8月には「下鴨納涼古本まつり」が開催され、糺の森で風情ある古本市を楽しむことができるでしょう。
また、7月下旬には「御手洗祭」が行われ、御手洗池で心身を清める伝統行事に参加できます。
早朝の参拝がおすすめで、静寂な空気の中で豊かな自然を感じながら、ゆっくりと境内を散策できます。
紅葉の季節も美しく、糺の森の木々が色づく様子は格別です。
下鴨神社のアクセス
下鴨神社は京都市左京区に位置し、複数の交通手段でアクセスできます。
観光客の多くは京都駅や金閣寺から訪れるため、それぞれの行き方を詳しく解説します。
京都駅から下鴨神社へのアクセス
バスでのアクセス
市バス4系統または205系統を利用すると便利です。
京都駅前A2乗り場から「下鴨神社前」バス停まで直通で行けます。
所要時間は約30~40分、料金は230円です。
ただし、観光シーズンは渋滞の影響を受けやすいため、時間に余裕を持って移動することをおすすめします。
電車でのアクセス
2つのルートがあります。
JR奈良線+京阪本線:京都駅から東福寺駅(JR)まで2分、京阪本線に乗り換えて出町柳駅まで13分、その後徒歩12分。
合計所要時間約40分、運賃420円。
地下鉄烏丸線:京都駅から北大路駅まで13分、そこからバスで5分。
合計所要時間約35分、運賃490円。
タクシー
最も速く便利な方法です。所要時間は約20~30分、料金は2,000~3,000円程度です。
金閣寺から下鴨神社へのアクセス
バスでのアクセス
金閣寺道バス停(C乗り場)から市バス205系統に乗車します。
「下鴨神社前」または「糺の森」バス停で下車します。
所要時間は約20分、料金は230円です。
バスは日中1時間に8本以上運行されており、待ち時間は少なめです。
タクシー
金閣寺の入り口近くにタクシー乗り場があります。
所要時間は約15分、料金は約1,500円です。
観光シーズンは混雑するため、タクシー会社に電話して配車を依頼することもおすすめです。
下鴨神社の拝観料・参観時間
下鴨神社の基本情報を以下の表にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
参拝時間 | 境内:6:30~17:30(夏季は6:00~17:30) |
拝観料 | 境内:無料 |
特別拝観料 | 大炊殿・鴨社資料館・河合神社資料館:三館共通券500円 |
受付時間 | 10:00~16:00(資料館等) |
駐車場 | 西駐車場:300台(有料) |
下鴨神社のおすすめ周辺スポット
下鴨神社の周辺には、歴史ある見どころが点在しています。
特に以下の3つのスポットがおすすめです。
糺の森(ただすのもり)

下鴨神社の表参道に広がる糺の森は、豊かな自然が残る神聖な空間です。
樹齢200年以上の巨木約600本を含む約5,000本の樹木が生い茂り、清らかな泉川や瀬見の小川が流れています。
縄文時代からの植生が残る貴重な森として世界遺産にも登録されました。
四季折々の表情を見せる森の中を散策すると、木々のそよぎと水のせせらぎに心が癒されます。
鴨川デルタ
賀茂川と高野川が交わる三角州に広がる鴨川デルタは、京都市民の憩いの場として親しまれています。
広々とした河原は季節を問わずリラックスできる場所で、ピクニックや散策に最適です。
特に春と秋は多くの人々が訪れ、自然を感じながらゆっくりと時間を過ごすことができます。
河合神社
下鴨神社の境内にある河合神社は、美麗の神様として知られる玉依姫命をお祀りしています。
「鏡絵馬」という独特の絵馬があり、参拝者は自分の化粧道具で理想のメイクを描いて願い事を祈願します。
美しさを願うだけでなく、安産や育児、縁結びなど、女性に関する様々なご利益があるとされています。
金閣寺周辺でのお食事は錦鶴へ

お食事処錦鶴は、京都金閣寺から徒歩3分のところにあり、四季折々の京野菜や湯葉、湯豆腐といった京都の特産品を使用した料理を提供しております。
特に、直径30cmの大きなお椀に盛り付けられた「金閣弁当」は当店の名物で、これまで多くの方に愛されてきました。
錦鶴は、修学旅行でご利用いただける弁当から、お祝いや法要などの特別な機会にも対応可能な豪華な御膳まで、幅広いメニューを取り揃えています。
京都の食文化を体験したい方、大切な人とのお食事の場として、また日常的な和食を楽しみたい方は、ぜひ錦鶴をご利用ください。
質の高い料理と心のこもったサービスで、お客様の食事時間と京都旅行の思い出を豊かにするお手伝いをさせていただ蹴ますと幸いです。
下鴨神社についてよくある質問
下鴨神社の正式名称は何ですか?
賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)が正式名称です。
賀茂建角身命の娘である玉依媛命が祀られていることから「御祖(みおや)」の名が付いています。
平安時代から国家鎮護の神社として重要な位置づけにあり、山城国一宮としても崇められてきました。
下鴨神社の主祭神は誰ですか?
西本殿には賀茂建角身命、東本殿には玉依媛命が祀られています。
賀茂建角身命は京都を開拓した神様で、神武天皇の東征を八咫烏として導いたことでも知られています。
玉依媛命は賀茂別雷命の母神として崇敬されています。
葵祭とはどのような祭りですか?
毎年5月15日に行われる京都三大祭の一つです。
約1500年前に始まり、平安時代の装束をまとった500名以上の行列が京都御所から下鴨神社、上賀茂神社へと向かいます。
牛車や風流傘など、平安絵巻さながらの優雅な祭として知られています。
まとめ
古都・京都を代表する神社として、また世界遺産としても知られる下鴨神社は、悠久の歴史と豊かな自然が調和する神聖な空間です。
賀茂建角身命と玉依媛命をお祀りし、国家の安泰から個人の願いまで、様々なご利益を授ける神様として親しまれています。
糺の森の神秘的な雰囲気、葵祭の荘厳な祭礼、そして四季折々の風情ある景色は、訪れる人々の心を癒してくれます。
縁結び、子育て、安産など、人生の節目に寄り添う神様として、これからも多くの人々の信仰を集め続ける下鴨神社に、ぜひ足を運んでみてください。